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2017-06

飼い主A - 2017.02.17 Fri

とても長く付き合っている友人がいます。
仮にAと書きますが、Aは私と全く違う方向から犬関係にアクセスして行った人です。

私は、生体販売をせずブリードもしませんし、ブリーダーとも特にお付き合いはありません。

一方
Aは、小型犬をブリーダーから迎えた関係で、ドッグショーにも顔を出しブリーダーやハンドラーとも
お付き合いがあります。


Aは同じ犬種でも小さ目をカワイイと感じる人でした。
小さく、かわいいものを世話することで自分の存在感を感じるタイプなんだそうです。



某有名犬舎があります。 

Aはそこの犬舎が良いと信じて、何頭も迎えましたが骨の問題、内蔵の問題を抱えています。
インラインブリードばかりで小さくなり、最近は生まれる頭数も少ないそうです。

足の骨格のおかしい子犬でも50万です。
自分が引き取らねばこの子犬はどうなるのだろう?と、いう思いで引きとったようです。

自分では引き取る犬を決めることは許されず、ブリーダーが決めた犬を引き取るのが
そこのセオリーなのだそうです。

Aは10頭以上も世話をし、ブリーダーとも付き合い、その犬舎の信者のような人に
繁殖も勧められましたがしていません。

骨格に異常があるけど、正常な犬とかけ合わせると、また小さい犬が生まれるし
この血統とかけあわせたら売れるよ!、と勧められるのだと話していました。

とんでもない、と感じるAですが
勧める人は、片親が正常であれば正常な子犬が産まれてくると信じているそうです。

そんなワケないやろ?  
Aは私に同意を求めますが、ブリーダーや犬舎に対しては何も言いません。




話は少し横道に逸れます。
別のブリーダーさんの子犬はその犬種にしては、ちょこっと大きめサイズだそうです。
骨格も正常で健康だそうです。長生きです。
でも、それだと人気がなく、子犬が売れないそうです。

これからその犬種を迎えたい人たちが見に来て、「もっと小さくてかわいいのがほしい。」とおっしゃるそうです。

繁殖しているオバさんは、小さい目を生ませている犬舎がうらやましくて
私も小さいのがほしいとボヤくのです。

Aは、(小さいのがほしいって。。。。カバンやあるまいし)と、思うそうですが
かつては自分も小さくてかわいい子犬を求めていたので
やっぱり、ブリーダーを批判できないそうです。

「あんたのところの小さい犬貸して~な!」と、Aは頼まれることもあるそうです。

Aのところにいる小さい子というのは、ペコだったり(頭骸骨が閉じない)、パテラだったり
骨格がおかしいので生ませられない、、、、とAは言います。 



話は最初に戻ります。
小さくて、かわいいのが好きで、私の好みを認めていなかったAは
最近、私に、「じゃあどんな顔の犬が好きなの?」と、聞いてきました。

こう聞いてもらえるまで10年かかりました。

私は、健康的で同じ犬種の中でも大きめで、バランスの良い力強さがある犬が好みでした。
生命力溢れる動き、豊潤ななき声、キラキラした目、しっかりした骨格などなど。

顔の好みというより全体的なもの。
そして、かわいいというのは、私とっては表情のことなのです。

どんな犬も家族が良ければ表情がかわいい。
目が違います。

私はそれを画像に撮りたいのでした。
大、中、小と犬種にかかわらずです。
私は、(自分はAとちがって、安心感にひかれるのかもしれないな。)と思いました。
もちろん遺伝だけじゃなくて、家族ががんばらねばいけないね!と、Aに返しました。

Aは、「あー、ただ大きいだけじゃなくてたしかにバランスは大事だけど。」

「でも
単純に大き目か小さ目か、どちらが健康かというと

同じ犬種で言うと、たしかに大き目の方が健康で骨格に問題ないと思う。 

あくまでも確率やで。確率やけど、そう思う。」

Aは、とうとう私の好みが良いと認めました。
良いというのは趣味の話ではなく、健康な犬が将来的に存在できるかどうかの
話の括りでの「良い」です。

そして、「でも、小さくてもすばらしい骨格で健康な子犬は、とても少ないけど居るねん。
      ただしそんな子犬が産まれたら、ブリーダーは手放さないやろね。」と、言いました。

Aは、迎える人間たちが「小さめ」を欲しがるかぎり、負の連鎖がおきて、今に自分の好きな犬種が
迎えられなくなると言います。
もし大きさは関係なく、健康第一の犬をみんなが求めるならば、ブリーダーもそうする。

そう言いつつも
「そうした中で、小さい目で健康な子犬が生ませることができる可能性はある。」と、A。

あくまでも、「小さい」にこだわるAに驚きましたので、私はこの話をしてみました。


お客様に絶妙なことをおっしゃる人がおられ・・・・。
  「シマウマやらキリンやら、自然界にスタンダードとかティーカップとかミニチュアとかないやん。
   たとえばシマウマはシマウマの大きさやん。 
   大きめ、小さめはあるだろうけど、スタンダードシマウマ、ミニチュアシマウマ、トイシマウマはないよね。
   生き残るのは、もっともその種類に適した大きさしか生き残れないんやで。」
さすが!医療関係者!! ものすごい説得力です。
これにはAも納得です。


最初の方にも打ち込みましたが
小さくバランス良く健康な母と父から生まれた小さい目の子犬ではなく
Aが迎えた犬は、インブリードで生まれ未熟児同士で問題も多い父犬と母犬から生まれた
「小さめでかわいい子」なのです。

小さい子も大きい子も、生まれてきた子に罪はなく、みんなかわいいです。
でも私が、その犬種にしては大きめの子に安心感を感じるのは、好みだけじゃなく
犬関係の情報の流れの中で得たカンかもしれないとAは言います。

現在Aは、生まれつき骨が変形していて、まともに歩けない子に手術をうけさせるかどうか思案中です。
人工骨をオーダーすることも考えています。
Aはそのことをわかっていて、引き取ったのですから、とことん面倒をみるでしょう。

そして
くだんのそのブリーダーは、JKCから排除された形になりました。

話はここまでです。


私の意見はここには特に書いていません。
Aから聞いたままと、私との会話を書きました。


でも
ひとつだけ言うとしたら

私は、私の仕事が犬とかかわるあらゆる人と

あらゆる犬の延長線上に存在していると意識しています。

こんにち、良くないブリードがあると言われているけれど

回りまわって自分にも何かの責任があるような気がしてならないのです。


● COMMENT ●

ですよね

この十年ほど、友人の話を聞くのが不快でしたが、耳にフタでいいのかどうかずっと悩んでいました。


楽しいことばかり載せたいのですが、たまにはこういうことも載せておかねばと思いました。
気分の良い話ではないですが、読んでくださって、コメントも入れてくださって
ありがとうございます。

 深いな(不快)っ! わたしは昔ながらのアッパ犬(雑種)今風で云うとミックス? が好きです。 けど少ななりましたねぇ~ 流行ったワンコが不人気になり 見かけなくなったり 結局は商売も絡んだりヒトのエゴですよねっ! わたしに出来ることは飼っているわんこを普通に飼う…くらいでうかねぇ~(^_^;)


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